父のこと
我が家にマルが貰われて来てから
少しすると
父の体調が悪いことがわかりました。
そこから怒涛の
家事・育児・仕事・看病・介護
の生活でした。
育児も大変ですが、
介護がどんなに大変かを知りました。
どんなに病気について学んでも
どんなに手を尽くしても
父の病気のスピードは早すぎました。
ある日お医者さんが
「親戚を集めて下さい。
今日か明日の命です。」
と言いました。
「飲食厳禁です。」
とも言いました。
父は呼吸は苦しそうでしたが、
生きる気は漲り
今日明日の命なんて
全く嘘のように聞こえ
戸惑いました。
「親戚にこんなに弱った姿は
見せたくない!」
と言う父の気持ちを考えると
迷いましたが
親戚に連絡をしました。
『飲食厳禁』と言われましたが
父は食べたい!飲みたい!
と言いました。
今日明日の命。
飲食厳禁。。。
食べたい父。
飲みたい父。
悩みましたが、
食べたいものを食べさせてあげよう!
と思えました。
父が切望する好物を用意しました。
父はそれを食べました。
そして
父はまだ生きられる!
と信じてくれる医師に出会い
転院することができました。
そこから父は数ヶ月生き
旅行もしました。
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