エリー
エリーは
今でも忘れられない
可愛い可愛い
私の友人。
20年近く前、
水も電気もまともにない
中米のドミニカ共和国の僻地で、
2年間
ボランティア活動をしていた時出会った
仲良しだった
4歳の男の子。
いつも目をキラキラさせて、
よく笑っていた。
その内、
私をすごく気に入ってくれて、
村の奥地の活動から
夕方、
バイクタクシーで帰宅する私を見付けては
両手を大きく広げて
毎回毎回
大きな声で
「ひとみ‼️大好きだよー‼️✨」
「ひとみ、愛しているよ〜❣️」
「ひとみ、僕と結婚しよう❣️」
「ひとみ‼️僕の愛しい人❣️✨」
などなど、
色々なポジティブな言葉で迎えてくれた。
"今日はなんて言ってくれるのかな🤗?"
"今日もエリーいるかな?"
そんな風に、
エリーと会えるのを
とても楽しみにしていたし、
活動から戻って、
毎日のようにそんな風に可愛らしく
小さな男の子が出迎えてくれたら
疲れも何もかもふっとんだ✨
あー可愛い💕
"ドミニカ人はカリエンテ(情熱的)で
大人も子どもも
愉快だなぁ〜♫
エリーもちびっ子なのに、
ドミニカ人そのものだわー😊"
って、
よく思っていた。
そのエリーは
急な病気で
あっと言う間に亡くなった。
向こうではよくあることだけれど、
私にはその死は受け入れ難く、
「なんで!なんで!」
と何日も何日も号泣しながら
でも原因が知りたくて、
村を回った。
持参していた医療書を辞書を引き引き
懸命に読んだ。
村の人に聞いても、
原因はわからない。
原因はわからないって。
原因がわからないと、
また同じように亡くなる人が出ちゃうじゃない‼️
そう言っては
泣きながら、
原因を探して歩いた。
そんなある日、
エリーのお墓にお菓子をお供えに持って
お参りに行った。
すると村の子ども達が
私を本気で心配そうに、
「ひとみ、大丈夫か?
エリーは死んだんだ。
エリーにお菓子なんてあげても
もう食べないよ?」
って、
心から心配して、
何人もが私に伝えてくれた。
ドミニカには、
お供えの習慣はないことを学んだ。
それでも私は頑固に
エリーにお供えしたかったから
お供えをした。
ドミ人には、
本当にびっくりされたし、
その行為はみんなに
心配をさせた(・・;)
ここはドミニカなのに、
なんとなく
日本の感覚を私はやる。
"日本だったら、
エリーは死なないで済んだかも。"
"日本だったら、良い薬も病院も、、、"
"日本だったら、、、"
"日本だったら、、、"
たら
れば
なんて言っていても仕方ないのに。
随分それを
残念ながら沢山やりつつ、
でもエリーの死をきっかけに、
私は益々歯を食いしばりながら、
だからこそ、
外国人の私だから気付ける目線で
ドミニカの良い所や可能性に対して
できる限りの活動をやった。
しんどくなったり、
これで本当に良いのか
不安になっても、
エリーをよく思った。
少しでも、
全体のために✨
第二のエリーが
1人でも出ないために、
ここで踏ん張る❣️
小さなエリーの
無邪気な生き方は
ありのままの
全部の私を⭕️に包んでくれた
まっすぐな純粋さは、
私に大きな勇気と
深い優しい気持ちをくれた。
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