実家
父がこの家を建てる時、
私達家族を想像しながら、
何度も何度も図面を描いたと言っていた。
木造の、二階建ての戸建て。
父が大好きで、
大切にしていた家。
大切にしていた庭。
最後、
父は癌で急に入院になってしまってからも、
植物が本当に好きで、
毎日楽しみに観察していた
庭の木々や花々をずーっと病院で気にかけ、
また家に帰れる日を、
とても楽しみにしていた。
よく庭の花々の写真を私は撮って、
病院で父に見せたりした。
その家は、
私が小学1年生の時にできて、
父が亡くなるまで30年以上
私も共に過ごした大切な家だった。
私も植物が好きで、
庭に植物を沢山植えて父と楽しんだ。
子ども達が産まれてからも
父と子ども達と、
いつも実家でワイワイガヤガヤ😊♫
父の体調は急変して、
父は、私にとっては、
急に亡くなった。
心の整理が儘ならぬ内、
その家には兄夫婦が住み始め、
父が住んでいた頃のように
家に入ることはなくなった。
私は私なりに子ども達とお世話になった
私の育った家、
子ども達も育んでくれたその家に、
子ども達と沢山沢山、
「ありがとう😊✨」をした。
自分なりに、
スッキリしていたツモリダッタ♫
でもある日、
"実家に行くように"
そんな感覚がして実家に行くと、
実家は壊されている最中だった。
父が大切にしていた木々は草1つ残らず、
全部全部なくなっていた。
心臓がバクバクした。
もう父の家ではないのに、
新しく住む人達の家であり、
場所であるのに、
こんなに私の気持ちがこの家にまだ残っていたことに、
本当にびっくりした。
本当に苦しいくらいの、
シータヒーリングでいうところの
「ソウルフラグメント(どこかに置きっ放した気持ち)」
があった(・・;)
全くびっくり、
気が付いてなかった💦
しばらくその感情と私は大切に向き合って、
その家がどんなに好きで大切だったか
そうかそうかと自分と向き合い、
沢山の思い出を思い出し、
感じる思い、
湧き上がる気持ちを
1つ1つ
丁寧にセルフワークして癒して行った😊
あー
こんなに感謝も残っていたなんて✨✨✨
気が付けて良かった❣️
こんなに大切な状況に、
私はシータヒーリングを知っていて
自分と大切に向き合い、
癒すことができて本当に良かった✨
父の住んでいた場所、
その土地は、
新しくそこに住む人が心地良く、
楽しく、
幸せに住むことこそ、
父にも
その土地にも
きっと良いこと😊✨
自分と改めて向き合い、
心から今度こそ本当にスッキリ思えた。
家は、生きている。
家は、人を育む。
私を育ててくれた家。
私を守ってくれた家。
父が大好きだった家。
私は母を知らないし、
父に抱きしめられた記憶もないけれど、
家そのものが
「父の愛」
そのものだったことに、
愛に包まれて
生きていられていたということに、
家が壊れて初めて気が付けた。
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